Glovia myelin research institute

アルツハイマー型認知症の治療に光明

ミエリンを再生させる

再ミエリン化では、その過程に関与するヒトの3つのMBP(17.5KDa、18.5KDa、21.5KDa)の回復・活性化が重要です(とくに、MBP21.5KDaの回復が不可欠)。前記の実験、および過去のさまざまな研究の知見から、ヘスペリジン+ナリルチン+α-GPCの投与により、これらMBPが回復・活性化されることが明らかになりました。

再ミエリン化を促進する新素材として、上記の3つの成分を合わせたもので研究を進めています。使用している3つの有用成分は、陳皮由来のヘスペリジン、「じゃばら」のナリルチン、大豆由来のα-GPCで、原料の生薬を細かく砕いたものをカプセルにしております。

これらの有用成分からなるカプセルはミエリンを再生(とくにMBP21.5KDaの回復)させ、非アミロイド産生系を調節することが期待されます。さらにその特性から、OPCを増やすとともに、OPCがミエリン形成担当細胞(オリゴデンドロサイト)になる分化・成熟を促します。α-GPCは、オリゴデンドロサイトが再ミエリン化を行うときに広げる風呂敷の材料にもなり、再ミエリン化が効率よく行われるようになります。

「再ミエリン化仮説」に則った特性と働きで、認知症の発症抑制、および病態の改善が期待されます。

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